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お客様との関係

ホテルスパで働いていたころ、お客様はサロンだけのお客様ではなく、
常にホテル全体のお客様でもありました。
コンサルテーションから施術中にかけてはもちろん1対1なのですが、
頭のどこかで、その方の宿泊同行者の方々のこと、宿泊スケジュールのことなどに
想いを巡らせておかないと、滞在全体の質を向上につながらないこともあります。
ご主人が待っていらっしゃるようならトリートメント終了後はなるべくコンパクトに、とか
お子様(乳幼児)をすぐに抱っこするようであれば精油に気をつける、とか
ディナーの予約と前後していたら時間調整をしてスムーズに移動出来るように、とか。
それはそれで臨機応変な気配りをしていくという学びにはなりましたが、
ときにはちょっと余計な調整が入ったりして・・・(苦笑)。
個人サロンになった今、すべての采配は自分自身にあります。
これは自由であると同時に責任重大です。
・・・なんてスタートする前はどきどきだったのですが、
歩きだしてしまえば、常にベストを尽くすのみっ!
真摯に、謙虚に、お客さまとお話しし、体と向き合い、心に語りかける。
すると、不思議なことに、
それぞれのお客様と、それぞれの関係性が生まれてくるのです・・・。
始めは「自宅サロン的な関係」というものがあるんだろうなぁ〜、と勝手に妄想していました。
でもいざ出会う方々は、みなさん私にポジティブな刺激を与えてくださいます。
私からオイルトリートメントを通じて提供するものに負けないくらい、
お客様から私に様々なものをいただいています。
あ、お菓子とかってことじゃありませんよっ!(笑)
もちろんときどきいただく差し入れもとっても嬉しいのですが(照)、
前後のおしゃべりタイムの中に、いつも必ず、私が知りたかったこと、得たかった情報や知識、
つながりたかった人との関係、などなど素敵な収穫があるのです♪
始めたばかりの私にとっては、もうミラクルの連続ですっ☆
1年後3年後、どんなことになっているのか、今からワクワクしますっ。
でもまずは「今このとき」を大切にして、ひとりひとりのお客様とお会いしたいと思います。
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