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対症療法と根本対策

八ヶ岳の西麓、長野県富士見高原の森の中にある
ホリスティック&アロマサロンametrine.アメトリンです。

昨日の朝は起きたら一面の雪景色で、木々にはこんもりと雪がついていて、
どこかおとぎ話の中の世界のようで不思議なワクワク感でした。

私は今、だいたい週1回のペースで買い出しや用事を済ませて、
あとの6日間は車を動かすことなく家や庭の片付け、1時間くらいのウォーキング。
そして猫の春ちゃんに振り回される毎日を送っています。

今日はそんな外出自粛生活1ヶ月を越えて、今の自分の内側と外側のこと。

こういうことを書くと色々と思う方もいるかもしれませんが。
先月下旬の胃腸炎&絶食の後から咽頭炎をこじらせていました。
最初、喉がイガイガして炎症から微熱が出たときには「感染したの?!」という
恐怖と不安で本当に心身が疲弊しました。
まだ長野には感染者が出たばかり、ここで陽性となればニュースに出るっ?!
でもそれ以上にまわりの人たちに迷惑をかけちゃう…という罪悪感で、
軽く鬱になったくらいに悶々とし、そんな状態では治るものも治るわけなく。
自宅に篭りながら「咳や37,5度の発熱があれば諦める」と思っていたのですが、
ひたすらに喉の腫れと喉まわりの熱感だけが続き、3週間くらい経ったころには
「あぁこれってほぼ持病の咽頭扁桃炎だな」と思えるようになりました。
そこからは少し楽になり、思い返せば春先はいつも乾燥から喉が痛くて
今回は過剰なストレスがかかって免疫力が著しく低下したんだな、と。
同じ症状で咳もある方が電話相談したけど検査してもらえなかったと聞き、
もう時間がかかっても万が一新型コロナウィルスだったとしても、
相当の重症化しない限りは自分で治すしかないんだな、と世の中の現実を知りました。
(一度、耳鼻咽喉科を受診しようとしてしっかりと断られました)

今、微熱もなくなり、でも咽頭扁桃は幼少期から弱くてまったく腫れていないときを
知らないので、たぶん通常運転に戻っているのだと思います。

世の中にはふだんから様々な病気や怪我をする人がいて、
まったく何にもない健康体の人なんて実際にはほとんどいない現代社会で、
でも今回のような自身の免疫力や健康を社会に証明しないといけない、
という事態になり、あらためて自分の心身の健康について考えさせられました。

 

なぜ、今回の題名を「対症療法と根本対策」にしたかというと、
偶然知ることの出来たこちらのブログ記事を読ませていただいたからです。

ソニーCSLの船橋真俊さんが寄稿された「表土とウィルス」。

この中で、生物多様性の価値を地球上でのウィルスの立場(擬人化?)として
わかりやすく説明したり、表面上で今起こっていることとその根本にあること、
今回の新型コロナウィルスの世界的なパンデミックの本質などが説かれています。

これまで何十年も、生物多様性の重要さが叫ばれてきた。
しかし目の前の飯を食うのに精一杯で、誰も聞く耳を持たなかった。
COVID-19は、人類が集団的に先送りしてきた課題を、
たまたま顕在化してくれる立役者に過ぎない。
世界規模のパンデミックは、同時に各地に新しい機会も生み出す。
資本主義的な競争からの一時的な離脱。
人々の連帯に基づいた、時間、文化、創造性の共有。
真の食料自給率の再考や地方農業への支援。
社会的弱者の保護やグローバルな停戦への呼びかけ。
COVID-19が生まれてきた理由、そこに文明と自然を再び撚り合わせる、
新たな鍵が見え隠れしていないだろうか。
(一部、抜粋させていただきました)

 

正直、最近はこういう文章をほとんど読んでこなかったので、
最初は読んでもぼんやりしてしまい何回も読み返しています(笑)。
でもとても本質的なことを伝えてくれている、
私の中でモヤモヤしていたことを理論的に説明してあって、
まさに「目から鱗が落ちる」という感覚でした。

前半に書いた私の中で起こっていることも、
こうしたことに気づくためのプロセスと思うと、
自分の表面的な感情や状態と、本質的に向き合いたいこと気づきたいことに、
今はもう少し時間をかけてでも見ないふりをしないように、
地球上に起きている自然の流れの中に身を置いていたいです。

 

 

〜 ametrine. アメトリン 〜 

長野県諏訪郡富士見町富士見高原に地区

TEL:080-6521-1122      Mail:info@ametrine.jp

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